アクリルは鉄、アルミに比べて非常に柔らかいので食い込みすぎの傾向があります、大径になると引っかかるよう

な手ごたえで回せなくなります。

金属用の刃そのままではD５０mmくらい、頑張ってもD８０mmくらいしか切れません、もっと大径まで切る方法は下

記の例を参考にしてください。

　　　　１ 刃を研ぎます　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２ 刃の取り付け位置変更　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　油といしかハンドラッパーですくいの先を軽く研ぎます　　　　　 　　通常より多い３mmです

　　　　　　　0.2幅とわずかですが食い込みすぎが防げ小径から　　　　　 　　　

　　　　　　　大径まで加工できるアクリル専用刃です。　　　　　　　　　　　 　 　 

　　　　　　　（最小0.2mm、１mmになってもOKです）　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　

取り付け

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　Ａ ３２０×３００×厚み２mm　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｂ ＡのD２７５mm　　　　　　　

　　　　　　　D２７５mmで加工します　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　D２４０mmで加工します　　　　　　　　　

　　　　　　　白い紙の下には万力があってベニヤ板　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　（380×90×ｔ15mm）をくわえその上には　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　ベニヤ板（150×25×t12mm）を2個置き、

　　　　　　　アクリルを置きクリップで挟んでいます。

　　　　　・アクリル表面の保護フィルムはそのままで加工していますベアリングや切りくずによる傷がつきません。

　

	Ａの加工例（D275mm） 　ベニヤで受けていないところはカッターの重さで４mmくらい　 　だれたままです。 　最初の切り込みは回転させずハンドルを少し持ち上げてベ 　アリングをアクリルに密着させた状態で刃をあてます。 　ハンドルの回し方は常にベアリングが全周にわたり密着す　 　るようわずかカッターを浮き上げるつもりで水平に回します。 　６３回転目で半周くらい破れ刃が止まる, 　刃の切り込みを半回転（0.5mm）程戻しカッターを浮かしぎ　 　みで水平に保ち徐々に切り込み、４回転で全て切断。 　 　加工時間 ３分３８秒　（以下刃をあてたところから切断までの時間）
	Ｂの加工例（D240mm） 　Ａと同じ要領で加工 　６０回転目で７割くらい破れ止まる、切込みを半回転戻し残 　りの部分のみをカッターを浮かしぎみのまま正逆転往復し　 　徐々に切り込み、７回目で全て切断。 　　 　加工時間　３分４８秒
小径の取り付け	小径の加工例（t２mm）  　ｔ6mmベニヤ板を補強に敷きます 　その場で切り込んであて水平に回します 　D３０〜３５mm、４０〜４５回転で切断、小径な程最後の切り 　落としは楽です、カッター自重でバサッといっぺんに落ちま　 　す 　１穴加工時間1分〜1分10秒
	下のt5mmアクリル加工例 　補強はいりません、後は同じ要領です 　小径では深さ４mm位いから少し重たく感じる時があって切 　り込み１回につきハンドル２回転することがあります140回 　転前後で切断。 　D３０〜４５mm　勾配がmax1.5mmくらいつきます。 　１穴加工時間4分前後 　D１７６mmでは深さ2.5mmくらいから少し重たくなる感じが 　あり以降切り込み1回に対しハンドル２〜３回転最後１７４ 　回転目でバサッと切断、切り口が暖かいです。 　加工時間６分３８秒

加工したアクリル

8ヶ所対角線上の 寸法は0.15mm以 内でした。

　・保護フィルムのままです。　　　　　　　　　・残り２mm程度の薄い部分でも割れていません。

　・表裏とも切り口に欠けはありません　　　・切断面は半艶でおおむねつるっとしています。

　　　

プラウザの戻るでお戻りください